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<title>Il Giardino dei Finzi-Kontini</title>
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<description>フィンツィ・コンティーニ家の庭</description>
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<title>夢の船旅</title>
<description> 水平線に沿って立ち並ぶ松林を抜けると、緑に輝く海が広がった。天気も良かった。それまでつづいた曇り空が、この日だけは嘘のように晴れていた。海水浴の季節にはまだ早い。駐車場はがらがらだ。停まっている車は、ほとんどがサーファーたちのものだろう。車を降り、そのまま砂浜へと歩き出すや聞き慣れぬエンジン音が響く。空を仰ぐと、どこまでもつづく青い空に、鯉のぼりが泳いでいた。エンジン音はパラグライダーのものだった
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/DSC_0166FK.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/DSC_0166FK.jpg" alt="sora" border="0" /></a><br clear="all" /><br /><br />水平線に沿って立ち並ぶ松林を抜けると、緑に輝く海が広がった。<br />天気も良かった。それまでつづいた曇り空が、この日だけは嘘のように晴れていた。<br /><br />海水浴の季節にはまだ早い。駐車場はがらがらだ。<br />停まっている車は、ほとんどがサーファーたちのものだろう。<br /><br />車を降り、そのまま砂浜へと歩き出すや聞き慣れぬエンジン音が響く。<br />空を仰ぐと、どこまでもつづく青い空に、鯉のぼりが泳いでいた。<br /><br />エンジン音はパラグライダーのものだった。<br />そのパラグライダーが鯉のぼりを率いているのだ。<br /><br />私はすべてを忘れてしばらくその光景に見とれていた。<br /><br />ふと思い出すのは、子供の頃によく聴いた歌。<br /><br />　子供の頃は　空を飛べたよ<br /><br />　草に寝ころび　心の翼広げ<br /><br />　どこへだって　行けたぼくだった<br /><br />鯉のぼりを従えて大空を舞うあの男性は未来船の船長。<br /><br />彼についてどこまでも行きたいと思う一瞬だった。<br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>散文詩</dc:subject>
<dc:date>2008-07-09T09:50:40+09:00</dc:date>
<dc:creator>Anthony Galton</dc:creator>
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<title>海と空の間に・・・</title>
<description> カモメたちが気持ちよさげに飛び回っていた。その下にいるのはスズメ？ツグミ？朝顔のそばにいる彼らの囀りも聞こえそう。彼らの上には海がある。静かに凪いだ海は１２月の太平洋。１２月の海の下でカモメが飛び、朝顔が咲く不思議な光景。そういえば、バイストンウェルは海と空の間にある世界だったか。そんな不思議な世界を思い起こさせる景色を見ながら、静かに目を閉じる。心の目に見える世界には、やっぱり光に包まれていた。
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/DSC_1697FK.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/DSC_1697FK.jpg" alt="sea001" border="0" /></a><br clear="all" /><br /><br /><br />カモメたちが気持ちよさげに飛び回っていた。<br /><br />その下にいるのはスズメ？ツグミ？<br />朝顔のそばにいる彼らの囀りも聞こえそう。<br /><br />彼らの上には海がある。<br />静かに凪いだ海は１２月の太平洋。<br /><br />１２月の海の下でカモメが飛び、朝顔が咲く不思議な光景。<br />そういえば、バイストンウェルは海と空の間にある世界だったか。<br /><br />そんな不思議な世界を思い起こさせる景色を見ながら、静かに目を閉じる。<br /><br />心の目に見える世界には、やっぱり光に包まれていた。<br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>散文詩</dc:subject>
<dc:date>2008-06-27T10:26:48+09:00</dc:date>
<dc:creator>Anthony Galton</dc:creator>
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<title>青空</title>
<description> 空が好きだ。特に青空。白い輝きを背負った夏の青空も、深く静かに澄み渡る冬の青空も大好きだ。なぜ空が好きか？と問われても答えようがない。好きなことに理由は要らない。それは誰かを好きになるときと同じこと。強いて理由を探せば、その色だろうか。曇って灰色に霞んだ空は好きではない。あくまでも私が好きなのは深く青い色をした空だから。それから空は天上の世界につながるイメージもある。深く青い空の向こうには、永遠な
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/P1000437FK.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/P1000437FK.jpg" alt="haneda001" border="0" /></a><br clear="all" /><br /><br /><br />空が好きだ。<br /><br />特に青空。<br />白い輝きを背負った夏の青空も、深く静かに澄み渡る冬の青空も大好きだ。<br /><br />なぜ空が好きか？と問われても答えようがない。<br />好きなことに理由は要らない。それは誰かを好きになるときと同じこと。<br /><br />強いて理由を探せば、その色だろうか。<br />曇って灰色に霞んだ空は好きではない。あくまでも私が好きなのは深く青い色をした空だから。<br /><br />それから空は天上の世界につながるイメージもある。<br />深く青い空の向こうには、永遠な何かが存在するような錯覚を覚えることもある。<br /><br />子供の頃、はじめて飛行機に乗ったときのこと。<br />雲の上に天国を必死に探す自分がそこにいた。<br /><br />当然のように、子供の私は天国を発見できなかった。<br />その後、天国は大人の作り話だということを悟ったはずだが、それについてどう思ったのかは記憶にない。<br /><br />今、こうして空に向かう飛行機たちを見ていてふと思う。<br />この青空を見ていられること自体が最上の幸福なのではないかと。<br /><br />地上から見上げてもいい。飛行機の上から眺めてもいい。<br />青空は、いつでも私たちをわくわくさせてくれる。優しく希望に満ちた気持ちにさせてくれる。<br /><br />もしかすると、天国は目に見えないだけで存在するのかもしれない。<br /><br />けれども青空は、天国よりもさらに大きな幸福を私たちに与えてくれるような気がする。<br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>散文詩</dc:subject>
<dc:date>2008-06-17T08:45:15+09:00</dc:date>
<dc:creator>Anthony Galton</dc:creator>
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<title>幸福という名の終着駅</title>
<description> かつてここに鉄道があった。不毛の地を開拓した人々を助けるべく、その鉄道は誕生した。北の大地を馬や雪車、歩きで移動していた人々はどれほど喜んだことか。私の母も、幼い頃、祖母に連れられてこの鉄道に乗ったという。小さなリュックサックに野菜を詰めて、南の漁師町へ、魚と交換してもらうために。それから戦争が過ぎて、目覚ましい復興を遂げた日本は大きく変わる。誰もが自動車で移動する時代になり、鉄道は忘れられた。今
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/DSC_0244FK.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/DSC_0244FK.jpg" alt="koufuku" border="0" /></a><br clear="all" /><br /><br /><br />かつてここに鉄道があった。<br /><br />不毛の地を開拓した人々を助けるべく、その鉄道は誕生した。<br />北の大地を馬や雪車、歩きで移動していた人々はどれほど喜んだことか。<br /><br />私の母も、幼い頃、祖母に連れられてこの鉄道に乗ったという。<br />小さなリュックサックに野菜を詰めて、南の漁師町へ、魚と交換してもらうために。<br /><br />それから戦争が過ぎて、目覚ましい復興を遂げた日本は大きく変わる。<br />誰もが自動車で移動する時代になり、鉄道は忘れられた。<br /><br />今から、二十年ほど前に、この鉄道は廃線となる。<br />現在はただ、駅舎の痕を残すのみ。<br /><br />ある夏の休暇で、私はこの駅舎を訪れた。<br />私も子供の頃、この駅を通過したことがある。<br /><br />観光客は若い人の姿が多かった。<br />その中からひと組のカップルが、プラットホームをゆっくりと歩いていた。<br /><br />彼らにこの鉄道の記憶はないだろう。<br />だが、彼らの両親、祖父母には、似たような鉄道の思い出があるはず。<br /><br />それは誰もが心に持っているであろう、日本の原風景。<br />今、私の目の前にいるふたりは、我々の祖父母の若い頃の姿でもある。<br /><br />時間を超えて、彼らは原風景の記憶をさらに深く刻むことができただろうか。<br />もちろんこの車両は、もう動くことはない。<br /><br />けれども目を瞑れば見えてくる。<br />ふたりを乗せた列車の行き先は、この駅。その名も幸福。<br /><br />私たちの心の原風景を走る列車は、出発駅も終着駅も幸福であってほしい。<br /><br />心地よい夏の風に吹かれながら、そう思った。<br /><br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>散文詩</dc:subject>
<dc:date>2008-06-11T16:21:25+09:00</dc:date>
<dc:creator>Anthony Galton</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>階段</title>
<description> 海のそばにこの山はある。海岸から歩けば５分もかからない距離。切り立った巨大な岩のような山、それが久能山だ。今年の初めに、ここを訪れた。麓から頂上の社殿に至る石段は１１５９段。急な斜面を、つづら折りに重なるように階段はつづく。その入り口付近に私は立っていた。正月が明けてまだ間もない時期であったが、参拝客は多かった。特に若い女性の姿が目立っていたような気がする。楽に参拝しければロープウェイを利用すれば
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<![CDATA[ <a href="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/ZI20080106Image8FK.jpg" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-21.fc2.com/f/i/n/finzikontini/ZI20080106Image8FK.jpg" alt="toshougu" border="0" /></a><br clear="all" /><br /><br /><br />海のそばにこの山はある。<br /><br />海岸から歩けば５分もかからない距離。<br />切り立った巨大な岩のような山、それが久能山だ。<br /><br />今年の初めに、ここを訪れた。<br />麓から頂上の社殿に至る石段は１１５９段。<br /><br />急な斜面を、つづら折りに重なるように階段はつづく。<br />その入り口付近に私は立っていた。<br /><br />正月が明けてまだ間もない時期であったが、参拝客は多かった。<br />特に若い女性の姿が目立っていたような気がする。<br /><br />楽に参拝しければロープウェイを利用すればいい。<br />だが皆の顔には苦しさはない。<br /><br />むしろこの階段を登ることに意味がある。<br />そう言わんばかりの清々しささ感じられる。<br /><br />私の前を、ふたりの若い女性が登っていった。<br />ブーツを履いての昇段は大変そうだが、楽しげな表情をしていた。<br /><br />ふと思った。<br />人生は、限りなくつづく階段を登るようなもの。<br /><br />彼女たちのように、笑顔で登って行けたらどんなに素晴らしいことか。<br /><br />私もカメラを肩に掛けると、彼女たちのあとからゆっくりと歩を進めた。<br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>散文詩</dc:subject>
<dc:date>2008-06-03T09:23:00+09:00</dc:date>
<dc:creator>Anthony Galton</dc:creator>
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